株取引 スマホで簡単に ソフトバンクがネット証券に出資

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05173780S6A720C1TI5000/

ソフトバンクは新興インターネット証券会社のワンタップバイ(東京・港)とスマートフォンスマホ)で株式を簡単に売買できる仕組みを開発する。
年内にもサービスを始める。格安スマホの台頭で通信収入の伸び悩みも予想されるなか、
ソフトバンクは新型保険の開発で住友生命保険と提携するなど金融関連のサービスを増やしており、新たな収益源に育てる。

このほどワンタップバイに10億円出資して筆頭株主となり、ソフトバンクの持ち分法適用会社とした。出資比率は非公表。
ワンタップバイは株価にかかわらず1万円から株を売買できるスマホ向けサービスを6月に始めている。
同社が売買相手となることで利用者は1万円単位で取引できる。

両社でソフトバンクの契約者がスマホで簡単に口座開設や決済ができる仕組みを開発する。
ソフトバンクの契約者向けの優遇策も検討する。取引サービスはワンタップバイが提供する。
人口減や格安スマホの台頭で国内の通信市場は伸び悩むとみられており、新たな収益源の確保が課題となっている。
ソフトバンクは21日に住友生命などと保険契約者の健康増進を後押しする保険の開発で提携を発表している。