無料通信アプリ大手LINEは、14日ニューヨーク証券取引所に株式を上場しました。

無料通信アプリ大手LINEは、14日ニューヨーク証券取引所に株式を上場しました。
15日には東京証券取引所にも上場する予定で、初値をもとにした時価総額は9000億円を超え日米を通じてことし最大の上場となります。

ニューヨーク証券取引所では、LINEの幹部らが日本時間の午後10時半(現地時間の午前9時半)にバルコニーに姿を見せ、取り引き開始を告げる
ベルを鳴らして上場を祝いました。15日には東京証券取引所にも株式を上場する予定で、日米同時に上場するのは初めてだということです。

注目された初値は42ドル(日本円で4400円余り)となり公開価格を大きく上回りました。
初値をもとにした会社の価値を表す時価総額は9300億円を超えてことし上場した企業の中では日米を通じて最大となります。

LINEは無料でメッセージをやり取りできるアプリが人気で、サービス開始から5年で、利用者は日本や台湾、タイなどアジアを中心におよそ2億2000万人に
上ります。
ただ、アメリカではフェイスブックが展開する「メッセンジャー」など、ほかのアプリに押されていて、LINEが得意とする「スタンプ」と呼ぶ機能も他社が追随しています。

LINEは世界の投資家が注目するニューヨーク証券取引所への上場によって知名度を上げ、調達する資金で新たな市場開拓を進めたい考えです。