大阪の百貨店が苦境から抜け出せない。

ソース(MSN産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/140911/wec14091107000002-n1.htm
写真=近鉄百貨店の本店が入る「あべのハルカス
http://sankei.jp.msn.com/images/news/140911/wec14091107000002-p1.jpg
写真=阪急百貨店梅田本
http://sankei.jp.msn.com/images/news/140911/wec14091107000002-p2.jpg

 

 大阪の百貨店が苦境から抜け出せない。新規開業・増床ラッシュ後の過当競争に加え、消費税増税による個人消費の冷え込み、
天候不順による客足の減少などの逆風にさらされているためだ。近鉄百貨店とエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの旗艦店が
ともに売上高目標の下方修正を迫られ、他の百貨店も足元では苦戦が続く。8月は多くの百貨店が前年同月比で増収になったとは
いえ、景気の回復基調にうまく乗り切れず、トンネルの先は見えてこない。

■買い上げ率が想定以下

 「目標が高すぎた」

 8月25日に日本一の超高層ビルあべのハルカス」(大阪市阿倍野区)に入る本店の売上高目標(平成26年3月~27年2月)を、
1450億円から280億円も引き下げた近鉄百貨店の関係者は肩を落とした。

 近鉄本店は25年6月に店舗の約7割が先行開業。今年3月にハルカスの展望台などとともに全面開業したのを機に、来店客増加を
見込み、売上高目標も前年の923億円の1・5倍超という強気の数字を掲げた。

 消費税増税前の26年3月は駆け込み需要もあり、ハルカスができる前の旧店舗に比べて売上高が倍増したが、増税の反動もあって
4月から勢いが鈍り、6月以降は増収幅が縮小、計画を下回っている状況。旧店舗に比べて来店客こそ増えたものの、「1人当たりの
買い上げ率が目標に届いていない」(担当者)。来店客が買い物をする比率を94%とみていたが、7月末時点でも80%程度にとどまる。

 近鉄百全体の売上高の4割程度を占める本店のつまずきは大きな痛手だ。消費税増税に伴う高額商品の販売伸び悩みや天候不順
といった外部要因に加え、集客の目玉に据えた女性向け専門店街「ソラハ」の不振が要因。近鉄百は巻き返しに向けて9月中にソラハ
への通路を拡張、地下の食品売り場の配置を見直すなどのてこ入れ策に乗り出すが、全面開業からわずか半年での軌道修正を
迫られることになった。近鉄本店の8月の売上高(速報値)は全面開業前の前年同月と比べると20%増加したが、ハルカス効果は
想定通りとはいえない状態で、苦境を抜け出すまでに至っていない。

■相次ぎ前年割れ

 厳しい環境に置かれているのは近鉄本店だけではない。24年11月に新装オープンした阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)も苦戦を
余儀なくされているのだ。25年4月~26年3月の売上高は1922億円と、当初目標の2130億円を200億円あまりも下回った。

 大阪はただでさえ百貨店の過当競争が指摘されているうえ、JR大阪駅北側の複合ビル群「グランフロント大阪」(同)をはじめ、
大型商業施設の開業や新装が相次ぎ、競争は激しさを増す一方だ。

 7月に入り、「消費増税前の駆け込み需要の反動減は着実に和らいでいる」(日本百貨店協会の井出陽一郎専務理事)との見方が
強まる中、大阪の各百貨店が反転攻勢のチャンスととらえた夏商戦だったが、台風の接近や梅雨明けの遅れなどの影響で7月前半の
夏物セールがふるわず、高島屋大阪店(大阪市中央区)が前年割れに落ち込んだ。

 涼しい日が多くなった8月下旬になってニットやジャケットなどの秋物衣料品が売れ始め、近鉄本店に加え、阪急百貨店梅田本
(同市北区)は8月の売上高(速報値)が6・6%増と2カ月連続のプラスとなるなど、わずかながら復調の兆しが見えてきた。とはいえ、
増税で落ち込んだ消費意欲に力強さは感じられず、9月以降の販売動向は読めない」(大阪市の大手百貨店関係者)。

 

園田競馬も油断してると、ダイエーみたいに乗っ取られるぞ。
廃止へ向かって一直線。
俺との約束は果たされず。
どうやって下原JRA行くか見物だが。
誰か園田競馬のファンで下原◯してくれない?(笑)